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厚生年金とは?会社員・公務員の老後を支える公的年金

会社員・公務員が加入する公的年金

2026/3/2054 回閲覧厚生年金

厚生年金とは

厚生年金とは、会社員や公務員が加入する公的年金制度の一つです。日本に住む20歳以上60歳未満のすべての方が加入する「国民年金」に上乗せされる形で加入します。そのため、厚生年金に加入している方は、国民年金にも同時に加入していることになります。

厚生年金の保険料は、給与や賞与に応じて決まり、原則として会社と従業員が半分ずつ負担します。この保険料は、給与から天引きされるため、個人で納付する手間はありません。厚生年金に加入することで、老後の生活を支える「老齢厚生年金」のほか、病気やけがで障害が残った場合の「障害厚生年金」、加入者が亡くなった場合に遺族が受け取れる「遺族厚生年金」といった給付が受けられます。

国民年金が「基礎年金」として、すべての国民に共通の土台となるのに対し、厚生年金は、会社員や公務員の働き方に応じた、より手厚い保障を提供する制度と言えます。

なぜ今、話題なの?

厚生年金が話題になる背景には、日本の少子高齢化があります。年金制度は、現役世代が納めた保険料で高齢者の年金を支払う「賦課方式」を採用しています。少子高齢化が進むことで、現役世代の負担が増え、将来の年金給付水準がどうなるのかという懸念が常に議論されています。

また、働き方の多様化も話題の一因です。パートやアルバイトの方でも、一定の条件を満たせば厚生年金に加入できるよう制度改正が進められています。これにより、より多くの人が老後の保障を確保できるようになる一方で、企業の保険料負担や個人の手取り額への影響も議論の対象となっています。

さらに、年金の受給開始年齢の引き上げや、年金額の計算方法の見直しなども定期的に議論されるため、ご自身の老後資金計画を考える上で、厚生年金の動向は常に注目されています。

どこで使われている?

厚生年金は、主に以下の場面でその恩恵を受けることができます。

  • 老齢厚生年金:原則として65歳から受け取れる年金です。国民年金(老齢基礎年金)に上乗せされる形で支給され、加入期間や納付額に応じて年金額が決まります。長く働き、多くの保険料を納めた方ほど、受け取れる年金額は多くなります。
  • 障害厚生年金:病気やけがによって一定の障害状態になった場合に支給される年金です。現役世代に万が一のことがあった際の生活を支える重要な制度です。
  • 遺族厚生年金:厚生年金に加入していた方が亡くなった場合に、その遺族に支給される年金です。残された家族の生活保障を目的としています。

これらの給付は、会社員や公務員として働く期間が長いほど、また給与が高いほど、手厚くなる傾向があります。ご自身の働き方やライフプランと密接に関わる制度です。

覚えておくポイント

厚生年金について理解しておくべきポイントは以下の通りです。

  1. 国民年金に上乗せされる制度: 厚生年金加入者は、国民年金にも同時に加入しています。老後の年金は、国民年金と厚生年金の両方から支給されます。
  2. 保険料は労使折半: 保険料は、原則として会社と従業員が半分ずつ負担します。これは、国民年金が全額自己負担であることと異なる点です。
  3. 給付の種類が豊富: 老齢年金だけでなく、障害年金や遺族年金といった万が一の保障も含まれています。
  4. 加入期間と収入で年金額が変わる: 加入期間が長く、給与が高いほど、将来受け取れる年金額は多くなります。
  5. 働き方で加入義務が変わる: 正社員だけでなく、一定の条件を満たすパートやアルバイトも厚生年金の加入対象となります。

ご自身の年金記録は、日本年金機構の「ねんきんネット」で確認できます。定期的に確認し、将来の年金見込み額を把握しておくことが大切です。

本記事は情報提供を目的としており、特定の保険商品の推奨ではありません。保険の加入・解約は必ず保険会社または資格を持つFP(ファイナンシャルプランナー)にご相談ください。

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