iDeCo(個人型確定拠出年金)の掛金上限額は、加入者の属性によって細かく定められています。これは、iDeCoが公的年金を補完する私的年金制度であるため、他の年金制度とのバランスを考慮しているためです。
主な加入者区分と掛金上限(月額)
-
- 月額:68,000円(国民年金基金または国民年金付加保険料と合算)
- 年額:816,000円
-
会社員(国民年金第2号被保険者)
- 企業年金がない場合(厚生年金のみ)
- 月額:23,000円
- 年額:276,000円
- 企業型確定拠出年金(企業型DC)のみに加入している場合
- 月額:20,000円(企業型DCの掛金と合算して55,000円が上限)
- 年額:240,000円
- 確定給付企業年金(DB)等に加入している場合
- 月額:12,000円
- 年額:144,000円
- 企業年金がない場合(厚生年金のみ)
-
公務員(国民年金第2号被保険者)
- 月額:12,000円
- 年額:144,000円
-
専業主婦(夫)等(国民年金第3号被保険者)
- 月額:23,000円
- 年額:276,000円
掛金の上限額変更の可能性
これらの上限額は、法改正によって変更される可能性があります。特に、2022年10月からは企業型DC加入者のiDeCo加入要件が緩和され、掛金上限額の計算方法も一部変更されています。最新の情報は、厚生労働省やiDeCo運営管理機関のウェブサイトで確認することが重要です。
掛金は年1回以上、任意に拠出額を変更できます。自身の収入やライフプランに合わせて、上限額の範囲内で無理のない掛金額を設定し、長期的な視点で資産形成を進めましょう。