🏛 公的年金・年金制度

学生納付特例制度とは?学生時代の年金保険料免除

学生の年金保険料納付を猶予する制度

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学生納付特例制度の概要

学生納付特例制度は、国民年金に加入義務のある20歳以上の学生が、在学期間中に経済的な理由で国民年金保険料の納付が困難な場合に、申請によって保険料の納付を猶予してもらえる制度です。この制度を利用することで、保険料を納付しなくても、将来の老齢基礎年金の受給資格期間(原則10年以上)に算入されます。これにより、万が一の障害や死亡の際にも、障害基礎年金や遺族基礎年金を受け取れる可能性があります。

対象となる学生

対象となるのは、大学(大学院)、短大、高等学校、高等専門学校、専修学校、各種学校などに在学する学生で、夜間部や定時制、通信制の学生も含まれます。前年の所得が一定基準以下である必要があります。具体的には、「128万円+扶養親族等の数×38万円+社会保険料控除等」で計算される金額以下であることが目安となります。

制度利用のメリットと注意点

メリット:

  • 保険料を納付しなくても、年金の受給資格期間に算入される。
  • 万が一の際に障害基礎年金や遺族基礎年金が受け取れる可能性がある。

注意点:

  • 猶予された期間は、そのままでは将来の老齢基礎年金の年金額には反映されません。
  • 年金額に反映させるためには、猶予期間から10年以内に保険料を「追納」する必要があります。追納しないと、その期間は年金額の計算から除外されます。
  • 追納には期限があり、2年を過ぎると当時の保険料額に加算金が上乗せされる場合があります。

申請方法

学生納付特例の申請は、お住まいの市区町村の国民年金担当窓口、または年金事務所で行います。申請には、年金手帳(基礎年金番号通知書)、学生証のコピーまたは在学証明書、所得を証明する書類(必要に応じて)などが必要です。毎年申請が必要となるため、継続して利用する場合は忘れずに手続きを行いましょう。