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搭乗者傷害保険とは? + 同乗者の怪我を補償する保険

同乗者の怪我を補償する保険

2026/3/2047 回閲覧搭乗者傷害保険

搭乗者傷害保険とは

搭乗者傷害保険は、自動車保険の特約の一つです。ご契約の自動車に搭乗中の人(運転者や同乗者)が、交通事故によって死傷した場合に保険金が支払われます。

この保険の大きな特徴は、過失割合に関わらず、あらかじめ定められた金額が支払われる点です。例えば、運転者に過失がなくても、事故によって怪我をすれば保険金を受け取ることができます。治療費の他、入院や通院に対する一時金などが補償の対象となります。

人身傷害保険と混同されがちですが、搭乗者傷害保険は「定額払い」が基本であり、治療日数や部位、症状に応じて保険金が支払われる仕組みです。一方、人身傷害保険は、過失割合に関わらず、実際の損害額(治療費、休業損害、精神的損害など)を保険金額を上限として補償する「実損払い」の保険です。

なぜ今、話題なの?

近年、自動車の運転支援システムや自動運転技術の進化により、交通事故そのものの発生件数は減少傾向にあります。しかし、一度事故が発生した場合の衝撃は依然として大きく、搭乗者の怪我のリスクはゼロではありません。特に、高齢化社会の進展に伴い、運転者だけでなく同乗者も高齢であるケースが増えており、万が一の事故の際に手厚い補償を求める声が高まっています。

また、人身傷害保険の補償内容が充実しているため、搭乗者傷害保険の必要性について議論されることもあります。しかし、搭乗者傷害保険は、事故後すぐに定額の保険金を受け取れるため、治療費や当面の生活費に充てやすいというメリットがあります。人身傷害保険の保険金が確定するまでの間のつなぎ資金としても活用できるため、依然としてその価値は認められています。

どこで使われている?

搭乗者傷害保険は、主に以下のような場面で活用されます。

  • 運転者自身の怪我:運転中に事故に遭い、運転者自身が怪我をした場合。
  • 同乗者の怪我:家族や友人を乗せて運転中に事故が発生し、同乗者が怪我をした場合。
  • 単独事故:電柱に衝突するなど、相手のいない単独事故で、搭乗者が怪我をした場合。
  • 過失割合に関わらない補償:相手に100%過失がある事故でも、搭乗者傷害保険からは定額の保険金が支払われます。これにより、相手からの損害賠償が確定するまでの間、経済的な負担を軽減することができます。

覚えておくポイント

搭乗者傷害保険を検討する上で、以下のポイントを覚えておくと良いでしょう。

  1. 補償範囲と支払い基準:契約する保険会社によって、補償される部位や症状、支払われる保険金額が異なります。ご自身のニーズに合った補償内容かを確認することが重要です。
  2. 人身傷害保険との関係:人身傷害保険に加入している場合、搭乗者傷害保険と補償内容が重複する部分があります。しかし、搭乗者傷害保険は定額払い、人身傷害保険は実損払いという違いがあり、それぞれにメリットがあります。両方加入することで、より手厚い補償を得ることができます。
  3. 保険料とのバランス:搭乗者傷害保険は特約であるため、加入することで保険料が上がります。ご自身の経済状況や、万が一の事故に対する備えの考え方に基づいて、加入の要否や補償内容を検討しましょう。
  4. 示談交渉の有無:搭乗者傷害保険は、過失割合に関わらず保険金が支払われるため、保険会社同士の示談交渉を待つことなく保険金を受け取ることができます。これは、事故後の早期の経済的支援として大きなメリットです。

本記事は情報提供を目的としており、特定の保険商品の推奨ではありません。保険の加入・解約は必ず保険会社または資格を持つFP(ファイナンシャルプランナー)にご相談ください。

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