🏛 公的年金・年金制度

公的年金「75歳まで繰下げ」制度を徹底解説

年金受給開始を遅らせて増額する制度

2026/3/201,976 回閲覧公的年金、繰下げ受給、老齢年金、年金増額、75歳

公的年金「75歳まで繰下げ」制度とは?

日本の公的年金制度における「75歳まで繰下げ」とは、老齢年金(老齢基礎年金および老齢厚生年金)の受給開始時期を、本来の65歳よりも遅らせることで、年金額を増額させる制度です。2022年4月からは、それまでの70歳から75歳へと繰り下げの上限年齢が拡大されました。

繰下げの仕組み

年金の繰下げ受給を選択すると、受給開始を1ヶ月遅らせるごとに、年金額が0.7%増額されます。例えば、75歳まで繰り下げた場合、65歳から受給するよりも年金額が最大で84%(0.7% × 12ヶ月 × 10年)増加します。この増額された年金額は、一生涯にわたって継続して支給されます。

繰下げのメリット・デメリット

メリット

  • 年金額の大幅な増加: 長生きすればするほど、増額された年金を受け取れる総額が大きくなります。
  • 老後の生活設計の安定: 高額な年金を継続的に受け取ることで、老後の生活資金の不安を軽減できます。

デメリット

  • 受給開始までの収入減: 年金受給開始を遅らせるため、その間の収入が途絶える、または減少する可能性があります。
  • 長生きリスク: 繰下げ受給を選択しても、平均寿命よりも早く亡くなった場合、受給総額が少なくなる可能性があります。

繰下げ受給の選択

繰下げ受給は、個人の健康状態、資産状況、他の収入源、そして老後のライフプランなどを総合的に考慮して慎重に判断する必要があります。受給開始時期は、66歳以降75歳までの間で、1ヶ月単位で自由に選択できます。

注意点

  • 繰下げ受給を選択した場合でも、障害年金や遺族年金は繰下げの対象外です。
  • 繰下げ期間中に他の公的年金を受給している場合、繰下げの選択に影響が出る場合がありますので、年金事務所等への確認が必要です。

この制度を上手に活用することで、より豊かな老後生活を送るための選択肢が広がります。

タグ:公的年金、繰下げ受給、老齢年金、年金増額、75歳