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損害保険における「時価」と「再調達価額」の違いを徹底解説

損害額算定の基準となる二つの評価方法

2026/3/204,856 回閲覧時価,再調達価額,損害保険,新価,減価償却

時価とは

時価とは、保険の対象が損害を受けた時点において、そのものと同じ構造、品質、用途のものを新たに購入するのに必要な金額から、使用による消耗分や経年劣化分を差し引いた金額を指します。簡単に言えば、「今、そのものが中古品としていくらの価値があるか」という考え方です。

例えば、築年数の経過した建物が火災で損害を受けた場合、建て替えに必要な費用(再調達価額)から、その建物の築年数に応じた価値の減少分(減価償却費)を差し引いた金額が時価となります。時価額での保険契約の場合、損害が発生しても、実際に新しく購入・再建する費用全額が支払われるわけではないため、自己負担が発生する可能性があります。

再調達価額(新価)とは

再調達価額(新価)とは、保険の対象が損害を受けた時点において、そのものと同じ構造、品質、用途のものを新たに購入したり、再建したりするのに必要な金額を指します。減価償却分は考慮されず、「新品を買い直す、または建て直すのにいくらかかるか」という考え方です。

再調達価額での保険契約は、損害が発生した場合に、保険の対象を元の状態に復旧するために必要な費用をほぼ全額カバーできるため、自己負担が少なくて済むというメリットがあります。火災保険や自動車保険の車両保険などで、「新価特約」や「再調達価額特約」として付帯されることが一般的です。

時価と再調達価額の選択

保険契約時には、時価契約とするか、再調達価額契約(新価契約)とするかを選択するケースが多いです。再調達価額契約の方が、時価契約よりも保険料は高くなりますが、万が一の際の補償は手厚くなります。特に、建物や家財など、時間の経過とともに価値が減少する可能性のあるものについては、再調達価額での契約を検討することが賢明です。

ご自身の財産の価値や、万が一の際にどこまで補償を求めるかを考慮し、適切な評価方法を選択することが重要です。

タグ:時価,再調達価額,損害保険,新価,減価償却