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年金の繰上げ受給とは?早く受け取るメリット・デメリット

年金を早めに受け取る制度

2026/3/203,097 回閲覧年金,繰上げ受給,老齢基礎年金,老齢厚生年金,減額

年金の繰上げ受給とは?

年金の繰上げ受給とは、公的年金(老齢基礎年金、老齢厚生年金)を、本来の受給開始年齢である65歳よりも早く受け取り始める制度です。受給開始年齢は、60歳から64歳までの間で、ご自身で選択することができます。

繰上げ受給の仕組み

繰上げ受給を選択すると、請求した時点から年金を受け取ることができます。しかし、年金は一生涯受け取るものであるため、早く受け取り始める分、1ヶ月あたり0.4%(昭和37年4月2日以降生まれの方の場合)の割合で年金額が減額されます。この減額率は生涯変わることはありません。例えば、60歳0ヶ月から繰上げ受給を開始した場合、60ヶ月(5年間)早く受け取るため、減額率は0.4% × 60ヶ月 = 24%となります。

繰上げ受給のメリット

  • 早期に年金を受け取れる: 経済的な事情や、健康上の理由などで、65歳まで待てない場合に、生活費を補填することができます。
  • 受給期間が長くなる可能性: 平均寿命よりも早く亡くなった場合、結果的に総受給額が多くなる可能性があります。

繰上げ受給のデメリット

  • 年金額の減額: 一度繰上げ受給を選択すると、生涯にわたって年金額が減額されます。長生きした場合、総受給額が減少する可能性があります。
  • 障害年金・遺族年金への影響: 繰上げ受給を選択すると、障害基礎年金や遺族基礎年金を受け取ることができなくなる場合があります。また、65歳までの期間に、老齢厚生年金と障害厚生年金・遺族厚生年金を同時に受け取ることはできません。
  • 取り消しができない: 一度繰上げ請求をして年金を受け取り始めると、後から取り消して65歳から本来の年金額を受け取ることはできません。

繰上げ受給を検討する際の注意点

繰上げ受給は、一度選択すると取り消しができないため、慎重な検討が必要です。ご自身の健康状態、経済状況、今後のライフプランなどを総合的に考慮し、メリットとデメリットを十分に理解した上で判断しましょう。また、年金事務所や街角の年金相談センターで、ご自身の年金見込み額や繰上げ受給による減額率について相談することができます。

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