🏛 公的年金・年金制度

「年金の持ち運び(ポータビリティ)」とは?〜転職・離職時の年金制度〜

年金資産を移動できる仕組み

2026/3/20492 回閲覧年金、ポータビリティ、確定拠出年金、iDeCo

年金の持ち運び(ポータビリティ)とは?

年金の持ち運び(ポータビリティ)とは、企業型確定拠出年金(DC)やiDeCo(個人型確定拠出年金)といった確定拠出年金制度において、転職や離職などにより加入資格を喪失した場合に、それまでに積み立てた年金資産を別の年金制度へ移し替えることができる仕組みを指します。

ポータビリティの主な対象

主に以下のケースでポータビリティが活用されます。

  1. 企業型DCから企業型DCへ:転職先の企業が企業型DCを導入している場合、前の会社の企業型DCの資産を新しい会社の企業型DCへ移管できます。
  2. 企業型DCからiDeCoへ:転職先に企業型DCがない場合や、自営業者になる場合など、iDeCoへ資産を移管できます。
  3. iDeCoから企業型DCへ:iDeCoに加入していた人が、企業型DCを導入している企業に転職した場合、iDeCoの資産を企業型DCへ移管できます。
  4. 企業型DCの終了・廃止時:企業型DCが終了・廃止された場合、個人型DC(iDeCo)などへ資産を移管する必要があります。

ポータビリティのメリット

  • 年金資産の一元管理:複数の制度に分散していた年金資産を一つにまとめることで、管理がしやすくなります。
  • 運用継続による効率化:資産を移管することで、運用を中断することなく継続でき、複利効果を最大限に活用できます。
  • 将来の年金受給額の確保:資産が分断されずに一元化されるため、将来受け取る年金受給額の減少を防ぎやすくなります。

手続き上の注意点

ポータビリティの手続きには、期限が設けられている場合があります。また、移管先の制度によっては、手数料が発生することもあります。転職や離職の際には、速やかに手続きについて確認し、必要な措置を講じることが重要です。手続きを怠ると、年金資産が「自動移換」という状態になり、管理手数料が発生したり、運用が停止されたりする可能性があるため注意が必要です。

この制度は、多様な働き方に対応し、個人の年金資産形成を支援するための重要な仕組みと言えます。

タグ:年金、ポータビリティ、確定拠出年金、iDeCo