🏛 公的年金・年金制度

「年金の住民税」とは?公的年金受給者が知るべき税金の種類

年金にかかる地方税のこと

2026/3/203,373 回閲覧年金住民税, 公的年金, 地方税, 特別徴収

年金の住民税とは

年金の住民税とは、公的年金等(国民年金、厚生年金、共済年金など)の収入に対して課される地方税、すなわち「市町村民税」と「道府県民税」を合わせたものを指します。所得税が国に納める国税であるのに対し、住民税は居住する地方自治体に納める地方税です。

課税対象となる年金収入

公的年金等に係る所得は、雑所得として所得税・住民税の課税対象となります。ただし、年金収入の金額や受給者の年齢によって、非課税となる基準が設けられています。例えば、65歳未満の方で年金収入が108万円以下、65歳以上の方で年金収入が158万円以下の場合、公的年金等に係る所得は発生せず、住民税は課税されません(他の所得がない場合)。

住民税の計算方法

住民税は、所得割と均等割の合算で計算されます。

  • 所得割: 前年の所得金額に応じて課税される部分です。公的年金等に係る雑所得から所得控除(社会保険料控除、生命保険料控除、配偶者控除、扶養控除、基礎控除など)を差し引いた課税所得金額に、税率(一般的に市町村民税6%、道府県民税4%)を乗じて計算されます。
  • 均等割: 所得金額にかかわらず、一定額が課税される部分です。自治体によって異なりますが、一般的に市町村民税3,500円、道府県民税1,500円程度です。

住民税の徴収方法

原則として、住民税は年金から特別徴収(天引き)されます。これを「年金からの特別徴収制度」と呼びます。年金支給月に、支給される年金額から住民税額が差し引かれて支給されます。ただし、特別徴収の対象とならない場合や、年金からの特別徴収が開始されるまでの間は、普通徴収(自治体から送付される納付書で金融機関などで納付)となることもあります。

注意点

  • 複数の年金を受給している場合、合算された年金収入で住民税が計算されます。
  • 確定申告や年末調整を行うことで、所得控除が適用され、住民税額が軽減される場合があります。
  • 住民税の税額や非課税基準は、個人の状況や自治体によって異なる場合がありますので、詳細はお住まいの市町村の税務担当窓口にご確認ください。
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