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変額保険とは? 資産形成も目指せる保険

運用実績で保険金・解約返戻金が変動する保険。

2026/3/200 回閲覧変額保険

変額保険とは

変額保険は、保険金や解約返戻金が、保険会社が運用する特別勘定の運用実績によって変動する生命保険です。一般的な生命保険が契約時に保険金額が確定しているのに対し、変額保険では運用成績が良ければ保険金額や解約返戻金が増加する可能性があります。一方で、運用成績が悪化した場合は、それらが減少するリスクも存在します。

変額保険には、主に「有期型」と「終身型」があります。有期型は一定期間の保障で、満期時に運用実績に応じた満期保険金が支払われます。終身型は一生涯の保障で、解約時や死亡時に運用実績に応じた解約返戻金や死亡保険金が支払われます。

死亡保険金には最低保証が設けられていることが多く、運用実績が悪化しても死亡時に受け取れる金額が一定額を下回ることはありません。しかし、解約返戻金には最低保証がないことが一般的で、運用実績によっては元本割れする可能性もあります。

なぜ今、話題なの?

近年、変額保険が注目されている背景には、低金利環境の長期化とインフレへの懸念があります。預貯金の金利が低い状況では、資産を増やしにくいと感じる方が少なくありません。また、物価が上昇するインフレ局面では、現金の価値が目減りするため、インフレに強い資産運用が求められます。

変額保険は、保険料の一部を株式や債券などで運用するため、インフレに強い資産形成手段として期待されています。特に、NISA(少額投資非課税制度)やiDeCo(個人型確定拠出年金)といった非課税制度を活用した資産運用と並行して、保障と資産形成の両方を手に入れたいというニーズが高まっています。

どこで使われている?

変額保険は、主に以下のような目的で活用されています。

  • 死亡保障と資産形成の両立:万が一の保障を確保しつつ、将来のための資産を増やしたいと考える方に選ばれています。特に、子育て世代の方が、教育資金や老後資金の準備を兼ねて加入するケースが見られます。
  • 老後資金の準備:公的年金だけでは不安を感じる方が、自助努力で老後資金を準備する手段の一つとして活用しています。運用がうまくいけば、より豊かな老後を送るための資金を準備できる可能性があります。
  • インフレ対策:物価上昇に備え、現金の価値が目減りするリスクを軽減したいと考える方が、運用による資産増加を目指して加入します。
  • 相続対策:死亡保険金は、受取人固有の財産とみなされ、一定額まで相続税の非課税枠が適用されるため、相続対策の一環として検討されることもあります。

覚えておくポイント

変額保険を検討する上で、特に覚えておきたいポイントをいくつかご紹介します。

  • 元本割れのリスク:解約返戻金には最低保証がないことが多く、運用実績によっては支払った保険料の総額を下回る可能性があります。これは、投資性商品である変額保険の最大のリスクです。
  • 運用先の選択:特別勘定の運用先(株式型、債券型、バランス型など)は、契約者が選択できます。ご自身のリスク許容度や投資目標に合わせて慎重に選びましょう。運用先の変更(スイッチング)が可能な商品もあります。
  • 手数料:保険料の中には、保険契約関係費用、運用関係費用、解約控除などの手数料が含まれています。これらの手数料が、運用実績に影響を与えることを理解しておく必要があります。
  • 長期的な視点:変額保険は、短期的な運用成績に一喜一憂するのではなく、長期的な視点で資産を育てることを前提とした商品です。市場の変動に耐え、じっくりと運用を続けることが重要です。
  • 保障内容の確認:運用実績によって変動するのは、主に死亡保険金と解約返戻金です。入院給付金などの特約部分は定額であることが多いですが、契約内容をしっかり確認しましょう。

本記事は情報提供を目的としており、特定の保険商品の推奨ではありません。保険の加入・解約は必ず保険会社または資格を持つFP(ファイナンシャルプランナー)にご相談ください。

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