🏛 公的年金・年金制度

「在職老齢年金」とは?働きながら年金を受け取る際の調整

働きながら年金を受け取る際の調整制度

2026/3/203,616 回閲覧在職老齢年金, 厚生年金, 支給停止

在職老齢年金とは

在職老齢年金制度は、厚生年金保険の被保険者として働きながら老齢厚生年金を受給する方を対象とした制度です。具体的には、毎月の給与(標準報酬月額)と賞与(標準賞与額を12で割った額)を合算した「総報酬月額相当額」と、年金月額の合計が一定額(支給停止調整額)を超えると、年金の一部または全額が支給停止される仕組みです。

制度の目的

この制度の主な目的は、高齢者が就労を継続する中で、年金と賃金の合計額が過度に高くなることを調整し、年金財政の健全性を維持することにあります。また、現役世代との所得バランスを考慮する側面もあります。

支給停止の仕組み

支給停止調整額は、2024年4月現在、月額50万円です。この50万円を超える部分の2分の1が年金から支給停止されます。例えば、総報酬月額相当額と年金月額の合計が55万円の場合、55万円から50万円を引いた5万円の半額である2万5千円が年金から支給停止されます。

対象となる年金

在職老齢年金制度の対象となるのは、老齢厚生年金のみです。老齢基礎年金は、在職老齢年金制度の対象外であり、厚生年金に加入しながら働いていても全額支給されます。

注意点

支給停止の計算は複雑であり、個々の状況によって支給停止額は異なります。ご自身の年金がどの程度支給停止されるかについては、日本年金機構の「ねんきんネット」や年金事務所で確認することができます。また、制度改正が行われる可能性もあるため、常に最新の情報に注意を払うことが重要です。

タグ:在職老齢年金, 厚生年金, 支給停止