🏛 公的年金・年金制度

在職定時改定とは?働きながら年金受給する方の年金額見直し制度

働きながら年金受給する方の年金額見直し

2,200 回閲覧

在職定時改定とは?

在職定時改定とは、厚生年金保険の被保険者として働きながら老齢厚生年金を受給している方を対象とした、年金額の改定制度です。従来、働きながら年金を受給している方の年金額は、退職時や70歳到達時にまとめて改定されていましたが、2022年4月からは毎年1回、定期的に年金額が見直されるようになりました。

制度の目的と対象者

この制度の目的は、働きながら納めた厚生年金保険料が、よりタイムリーに年金額に反映されるようにすることです。これにより、年金受給者は、退職を待たずに、働き続けたことによる年金額の増加を実感できるようになります。

対象となるのは、老齢厚生年金を受給中で、かつ厚生年金保険の適用事業所に勤務し、厚生年金保険料を納めている方です。

改定のタイミングと反映内容

在職定時改定は、毎年10月に行われます。具体的には、前年9月から当年8月までの1年間の厚生年金保険の被保険者期間と、その期間に納付した保険料に基づき、年金額が再計算されます。改定された年金額は、その年の10月分の年金(12月に支給)から適用されます。

制度導入の背景

少子高齢化が進む中で、高齢期の就労を促進し、高齢者が安心して働き続けられる環境を整備するための一環として、この制度が導入されました。働きながら年金を増やすモチベーションを高める効果が期待されています。

注意点

在職定時改定は、年金額を増やす制度であり、年金額が減額されることはありません。また、年金額の改定は自動的に行われるため、受給者自身が手続きを行う必要はありません。ただし、年金額の計算方法やご自身の年金記録については、日本年金機構の「ねんきんネット」などで確認することができます。