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企業年金のポータビリティとは?転職・退職時の年金資産の持ち運び

転職・退職時の年金資産の持ち運び

2026/3/203,500 回閲覧企業年金, ポータビリティ, 確定拠出年金, iDeCo, 転職

企業年金のポータビリティとは?

企業年金のポータビリティとは、従業員が企業を退職または転職する際に、それまで加入していた企業年金制度(確定給付企業年金、確定拠出年金など)で積み立ててきた年金資産を、他の年金制度へ移換できる仕組みを指します。これにより、転職や退職によって年金資産が分断されたり、受け取り時期が遅れたりするリスクを軽減し、老後の資産形成を継続的に行えるようになります。

ポータビリティの主な種類

企業年金のポータビリティには、主に以下のケースがあります。

  1. 企業型確定拠出年金(DC)から企業型DCへの移換:転職先の企業が企業型DCを導入している場合、前の会社のDC資産を転職先のDCへ移すことができます。
  2. 企業型DCから個人型確定拠出年金(iDeCo)への移換:転職先に企業年金制度がない場合や、iDeCoで運用したい場合、企業型DCの資産をiDeCoへ移すことができます。
  3. 確定給付企業年金(DB)から企業型DCまたはiDeCoへの移換:DB制度からDC制度への移換は、制度設計によって可能となる場合があります。DBの脱退一時金をDCやiDeCoへ移換するケースも含まれます。
  4. 脱退一時金の選択:一定の要件を満たす場合、年金資産を一時金として受け取ることも可能ですが、税制上の優遇措置を考えると、ポータビリティを活用して年金資産として運用を継続する方が有利なケースが多いです。

ポータビリティのメリット

  • 年金資産の一元管理:複数の会社で積み立てた年金資産を一つにまとめることで、管理が容易になります。
  • 運用継続による資産形成:資産を一時金として受け取らず、年金資産として運用を継続することで、複利効果による資産増加が期待できます。
  • 税制優遇の継続:年金資産として運用を継続することで、運用益非課税などの税制優遇措置を引き続き享受できます。

ポータビリティを活用することで、キャリアプランの変化に対応しながら、着実に老後資金を準備することが可能になります。転職や退職の際には、ご自身の年金資産の取り扱いについて、加入している年金制度の運営管理機関や企業の人事・総務部門に確認することが重要です。

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